四国の北東部に位置している香川県。金刀比羅宮や栗林公園といった魅力的な観光スポットも多く存在しています。うどんなどの美味しいグルメも存在していることから、旅行などで訪れようと考えている方も多いのではないでしょうか。今回は、東京から香川までの移動手段を詳しく解説していきます。所要時間や料金について比較も行いました。
【スピード比較】東京から香川への行き方で早いのはどれ?

東京から香川へ移動する際の交通手段は主に4つで、新幹線、飛行機、寝台列車、高速バスです。それぞれ比較して見ていきましょう。
新幹線 | 東京から香川(岡山経由)
東海道・山陽新幹線のぞみを利用して、JR東京駅から岡山駅まで、まず移動します。所要時間は約3時間です。香川県に直通向かう新幹線はないので、途中電車への乗り換えが必要です。JR岡山駅から高松駅までは、快速マリンライナーを利用して、約1時間で到着します。乗り換えの時間を含めると、合計で4時間30分程度かかるでしょう。
飛行機 | 東京から香川
東京の羽田空港からは、高松空港へ向かう便がいくつかあります。羽田空港から高松空港までの所要時間は、約1時間30分です。時期や年にもよりますが、1日に10便以上運航されています。JALやANAの大手航空会社がメインです。LCCの運航は、Jetstarの1社のみとなっています。Peachやスカイマークといった企業は、香川県の空港に就航していません。高松空港から高松駅までは、リムジンバスで約45分、車で30分程度かかります。
高速バス | 東京から香川
高速バスは運行会社ごとに発着地や到着時刻が変わります。また、フリーWi-Fiが使えたり、仕切りカーテンが使えたりする車両も存在しています。車両によって設備は異なりますので、きちんと確認しておきましょう。
例えば、西東京バスが運行しているのは、ハローブリッジ号です。バスタ新宿から、途中、高速引田を経由して高松駅に到着します。所要時間は約11時間30分です。
琴平バスが運行している、KOTOBUS EXPRESSもあります。KOTOBUS EXPRESSはバスターミナル東京八重洲のB2Fを出発し、横浜駅を経由して高松駅に到着します。所要時間は八重洲から約11時間3分、新宿から11時間程度です。
寝台列車 | 東京から香川
サンライズ瀬戸といった寝台列車もあります。寝台列車とは、ベットが備え付けられている夜行列車のことです。シャワー室やコンセントなどホテル並みの設備を備えていることが特徴です。特に、ラウンジでは、車窓を眺めつつ、ビールを楽しめます。サンライズ瀬戸の所要時間は、約9時間40分です。夜に東京駅を出発して、朝に高松駅に到着するため、朝早いのが得意な方にはよいでしょう。電車に乗っている際は、ベットで体を休めることも可能です。運行本数は1日に1本のみとなっています。
★スピード比較の結果 | 東京から香川
以上より、東京から香川へ向かう際の手段について、飛行機が一番早いことが判明しました。羽田空港から高松空港までの約1時間30分が最速です。なお、荷物の受け取りや空港保安検査の時間も考慮しておく必要があります。したがって、移動には、合計で2時間30分程度かかると言えるでしょう。次に早いのが新幹線を利用する方法です。所要時間は約4時間30分となっています。次いで、寝台列車で、9時間40分程度かかります。最も時間がかかるのは、11時間30分かかる高速バスです。
【料金・安さ比較】東京から香川への行き方で安い移動手段は?

交通費の予算をあまり多く確保できない方はいるのではないでしょうか。東京から香川までの移動手段で、一番安いのはどの交通機関であるかを説明していきます。
新幹線 | 東京から香川
東海道・山陽新幹線のぞみは通常期の場合、指定席が17660円かかります。自由席だと少し安くなり、16600円です。さらに、グリーン車に乗るときは、運賃と特急料金だけではなくグリーン券も必要になります。グリーン車の料金は、23730円です。新幹線の運賃は、8月のお盆時期や正月といった繁盛期に高くなる傾向です。しかし、割引サービスを利用することで、通常よりもお得に乗車できる可能性があります。例えば、EX早特21ワイドと呼ばれる割引制度は、お得に購入できる方法の1つです。これを利用する際は、乗車日の1ヶ月前から21日前までに予約を行わなければなりません。5000円程度金額が安くなるので、前もって予定が決まっている際は検討してみることをお勧めします。
飛行機 | 東京から香川
東京の羽田空港から高松空港までの運賃は、JALやANAといった大手航空会社の場合、片道9200円からです。お盆やゴールデンウィークでは特に運賃が高くなるので、注意しておく必要があります。一方、Jetstarの場合だと3490円からチケットを購入できます。LCCの特徴は、大手航空会社と比較すると、とてもお得に利用できることです。その反面、席があまり広くなかったり、大手航空会社と比較すると便数が少なかったりします。また、ANAやJALでは、料金が半額以下になる割引があります。最大87%割引になる早得と呼ばれるJALの制度はその1つです。少しでも安く利用したいと考えている方には、よいと言えます。
高速バス | 東京から香川
高速バスの運賃は、どの運行会社も6400円から約10000円の金額となっています。帰省シーズンなどは利用者が増えることから、運賃が高くなる傾向です。バス会社のなかには、学割を実施しているところもあります。琴平バスのKOTOBUS EXPRESSは、学生であることを証明できれば、2000円程度安い金額で乗車できます。学割は中学生から大学生、専門学校生などが対象です。その他にも、ハローブリッジ号では、早めの予約で運賃が割引になる早割が導入されています。東京から香川までの路線ですと、早売14と早売5が利用可能です。そして、運賃が2%割引されるネット割もあります。それが適用されるのは、インターネットサイトの発車オーライネットで予約し、クレジットカードで決済が行われたときです。
寝台列車 | 東京から香川
現在、サンライズ出雲だけが、東京と香川を結んでいます。料金プランは、A寝台個室の13980円、B寝台個室のシングルツインの9600円などです。最安は、B寝台個室のソロで6600円となります。
参考:サンライズ瀬戸・出雲
★料金・安さ比較の結果 | 東京から香川
以上新幹線や飛行機、バスなどの料金を比較してみたところ、一番安いのは飛行機です。ただし、LCCのJetstarを利用する場合に限ります。閑散期ですと、約4000円で高松まで行くことが可能です。次に安いのがバスや寝台列車、そして新幹線と続きます。自分に合った割引制度を活用して、お得に移動しましょう。
【比較・総合結果】東京から香川への行き方でベストな移動手段は?

以上の所要時間と価格の比較を踏まえ上で、東京から香川への行き方は、「飛行機での移動」がもっともおすすめと言えます。
1位:飛行機
2位:新幹線
3位:高速バス
飛行機は所要時間が1時間30分程度であることから、移動時間が最も短いです。高松空港からリムジンバス1本で高松駅まで行けることも魅力でしょう。また乗り換えがないため、体への負担が最小限に抑えられることはメリットです。値段も早めに予約すれば、新幹線よりも安い金額で済みます。また、LCCを利用することで、高速バスと同等かそれ以下の金額で行けます。
2番目におすすめするのが新幹線です。乗り換えの必要があるとは言え、約4時間30分の所要時間は大変魅力的です。途中、岡山で観光することを想定している場合には、乗り換えはそこまでデメリットになりません。また値段についても、割引を利用すれば10000円程度でおさまります。(岡山で観光する予定がある人は新幹線が一番おすすめ)
3番目におすすめは高速バスです。やはり6000円で香川まで行けるのは大変魅力的です。しかし所要時間が11時間以上かかるため、体への負担は大きくなってしまいます。ただし最近の高速バスは、コンセントが使えたり、トイレが設置されていたりすることが多いです。深夜に移動して、早朝から香川を満喫できるのもメリットです。体力に自信のある方は、高速バスの利用をおすすめします。
FAQ | 東京から香川まで