山と川に囲まれた自然豊かな岐阜県。岐阜県といったら、世界遺産の白川郷や日本三名泉の下呂温泉が思い浮かぶでしょう。自然を楽しめる場所がたくさんあることから、観光などで岐阜へ行く予定の方もいるのではないでしょうか。この記事では、東京から岐阜への行き方について具体例を挙げて考察していきます。所要時間や料金などをもとに、どの方法がベストなのかもまとめました。
【スピード比較】東京から岐阜への行き方で早いのはどれ?

東京から岐阜へアクセスする方法はいろいろあります。その中から、4つに分けて詳しく紹介していきます。
新幹線 | 東京から岐阜
まずは新幹線です。その場合、東海道・山陽新幹線のぞみやひかりを使って移動します。JR東京駅から名古屋駅までの所要時間は約1時間30分です。
なお、岐阜県を発着する新幹線はないので、電車への乗り換えが必要です。JR名古屋駅から岐阜駅までは、快速東海道本線を利用して、約20分で着きます。合計で2時間程度の時間を見積もっておくとよいでしょう。
<東京駅から名古屋駅:約1時間30分> + <名古屋駅から岐阜駅まで:約20分>
合計所要時間:2時間程度
飛行機 | 東京から岐阜
次に飛行機です。岐阜県に空港はないので、近くの中部国際空港を利用することになります。羽田空港から中部国際空港までの所要時間は約1時間です。時期にもよりますが、1日に3便程度運航されています。JALやANAの大手航空会社が運行会社です。
Peachやスカイマーク、JetstarといったLCCの運航はありません。中部国際空港から岐阜駅までは、タクシーで約2時間、電車で1時間程度です。電車の場合は、まず、名鉄常滑・空港線ミュースカイで金山駅に向かいます。そして、乗り換えJR東海道本線を利用すれば、岐阜駅に30分程度で着きます。
つまり、空港から岐阜駅までの移動時間1時間と、搭乗手続きや移動の時間も考慮すると、かかる時間は合計で2時間30分程度です。
<羽田空港から中部国際空港:約1時間> + <中部国際空港から岐阜まで:約1時間>
合計所要時間:2時間〜2時間30分程度
普通列車 | 東京から岐阜
普通列車を使ったアクセス方法もあります。在来線を乗り継いだ場合、かかる時間は約6時間です。東京駅からJR東海道本線を使います。途中、熱海駅や豊橋駅といった場所で、乗り換えが4回必要です。時間帯にもよりますが、およそ5分間隔で運行されています。
高速バス | 東京から岐阜
最後に高速バスといった交通機関を利用する方法です。一般の路線バスとは違い、高速道路を走行する高速バス。車両によっては、ブランケットを貸し出すサービスがあったり、座るシートが選べたりします。また、停留所が比較的少ないので、揺れが少なく快適に過ごすことができます。
京王バス
京王バスは、東京から岐阜へ向かうバスを運航している会社の1つです。バスタ新宿から、途中、中津川ICを通って馬篭という停留所に着きます。馬篭は、岐阜県中津川市にある停留所の1つです。乗車時間は約4時間32分となってますが、所要時間は6時間以上はかかるでしょう。
ドリームなごや
JRバス関東が運行している、ドリームなごやもあります。ドリームなごやは東京駅八重洲南口を出発し、名古屋駅を通って岐阜駅に着きます。所要時間は八重洲から約8時間です。
オリオンバス
オー・ティー・ビーが運行しているのはオリオンバスです。バスターミナル東京八重洲から、途中名古屋南笹島ライブを通って、岐阜駅北口に着きます。所要時間は約7時間です。
★スピード比較の結果 | 東京から岐阜
以上のことから、東京から岐阜へ向かう際のアクセス方法について、新幹線が1番早いと言えます。
東京駅から岐阜駅までの約2時間がトップです。なお、新幹線から在来線に乗り換える時間について考慮しておくことも大切です。したがって、移動には、合計で2時間15分程度かかると言えるでしょう。
次に早いのが飛行機を利用した場合です。所要時間は約2時間30分となっています。その次がバスの利用で、所要時間は、岐阜駅に向かう場合、休憩含め7時間程度かかります。
【料金・安さ比較】東京から岐阜への行き方で安い移動手段は?

できるだけ交通費を浮かせたいと考えている方も多いのではないでしょう。東京から岐阜までの移動手段を説明していきます。また、最も安いアクセス方法についてもまとめました。
新幹線 | 東京から岐阜
東海道・山陽新幹線のぞみは通常期の場合、指定席が11300円かかります。自由席だと少し安くなり、10560円です。なお株主優待券をもっている場合は、指定席が9040円、自由席が8440円です。座席の幅が広いグリーン車だと、14960円かかります。
指定席の運賃は、時期により価格が変動します。夏休みやGWといった繁盛期は値段が高くなる傾向です。お得に乗車するために割引サービスを活用するとよいでしょう。大学生や専門学校生などの学生の場合は、運賃が2割引になる学割を利用できます。
料金は10020円です。また、スマートEXと呼ばれるオンラインサービスは、お得に利用できる方法の1つです。このサービスでは、EX早特21ワイドやEXのぞみファミリー早特といった独自の割引きっぷが利用できます。EX早特21ワイドが、9800円、EXのぞみファミリー早特が9950円です。いずれも事前予約が必要なので、前もって予定が決まっている際は購入してみるとよいでしょう。
飛行機 | 東京から岐阜
東京の羽田空港から中部国際空港までの運賃は、7110円〜です。多くの人が帰省する年末年始やお盆は、特に運賃が上がります。LCCと比較すると大手航空会社の料金は高いことが多いです。
しかし、ANAやJALで、運賃を安く抑えるための手段はあります。なるべく早めに予約をしてしまうことです。例として、ANAでは、早い予約ほどお得なANA SUPER VALUEと呼ばれる制度が実施されています。
また、飛行機で移動する際は、中部国際空港から岐阜駅までの電車運賃がかかります。ルートにもよりますが、だいたい1500円くらいを目安にしておくとよいです。したがって、安い場合でも合計で約9000円かかります。
普通列車 | 東京から岐阜
東京から岐阜を走る普通列車の1つが東海道本線です。料金は、6600円になります。往復分のチケット入手を考えているときは、青春18きっぷを入手するのがおすすめと言えます。なぜなら、往復分の料金で、JR普通列車1日乗り放題のきっぷが5枚ついているからです。これは、12050円で買うことができます。
高速バス | 東京から岐阜
最後は、高速バスを利用するケースです。高速バスの運賃は、3300円から約9000円の間の金額を推移しています。お客さんが少ない時期は、料金は安い設定です。小田急ハイウェイバスのパピヨン号では、早めの予約で運賃が1割引になる早トク10%が導入されています。また、京王バスで実施されている隣空席確約は、他と比べて高い料金です。その反面、2席分を1人で使えるので、荷物を枕がわりにしながら横になっても問題ありません。
★料金・安さ比較の結果 | 東京から岐阜
以上新幹線や飛行機、電車などといったアクセス方法のなかで、1番安いのは高速バスです。閑散期ですと、約5000円で岐阜まで行けます。次に安いのが普通列車、そして飛行機、新幹線と続きます。お得な割引制度も活用できるので、移動を考えている際はぜひチェックしておきましょう。少し工夫するだけで、かなり交通費を節約することができます。
【比較・総合結果】東京から岐阜への行き方でベストな移動手段は?

以上の所要時間と価格の比較を踏まえ上で、東京から岐阜へのアクセスについて、1番のおすすめが新幹線です。
1位:新幹線
2位:飛行機
3位:高速バス
移動時間が最も短いことは、理由の1つです。また、名古屋駅から東海道本線だけで岐阜駅まで行けます。乗り換えがあまり多くない点も選ばれた要素と言えるでしょう。
2番目におすすめするのが、飛行機を使ったアクセス方法です。空港から駅まで少し歩く必要があることから、乗り換えが大変です。一方で、約2時間30分の所要時間は、大変心を引きつけられるでしょう。
そして、中部国際空港に降りるので、岐阜だけでなく名古屋を訪れることもできます。名古屋には、絶品グルメや素敵な名所がたくさんあります。いろいろな場所を見物するのも悪くないなと考えている方にとっては、そこまでデメリットになりません。また値段も、割引を利用すれば約9000円まで下がります。
3番目におすすめするのが、高速バスでの移動です。6000円で岐阜まで行ける価格の安さは、かなりよいと言えます。時間はあるがあまりお金をかけられないという学生には、特におすすめです。しかし、拘束時間が長いので注意しておきましょう。途中、PAめぐりやSAめぐりを楽しみたいと考えている場合には、そこまで悲観する必要はありません。なぜなら、高速バスは休憩の際、これらの場所に停車することが多いからです。とにかく安さを重視したい方は、高速バスを選ぶとよいでしょう。
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