日本最大級の名古屋港水族館、人気の東山動植物園、名古屋城など観光スポットが多い愛知に、旅行に行きたいと思っている方もいるかもしれません。東京から愛知までの移動手段は、新幹線や飛行機、バスなど様々なものがあるため、どの方法を利用しようか迷われている方もいるでしょう。今回は東京から愛知まで移動する時の手段としてどの方法がベストなのか、所要時間と料金を比較しながら紹介していきます。
【スピード比較】東京から愛知(名古屋)への行き方で早いのはどれ?

東京から愛知までの移動手段としては、新幹線、飛行機、バスの3つが選択肢になるでしょう。
新幹線 | 東京から愛知(名古屋)
まず新幹線ですが、東京駅から名古屋駅まで乗換なしで移動できます。所要時間はのぞみが約1時間40分、ひかりが約1時間50分、こだまが約2時間40分です。飛行機は、東京の羽田空港から名古屋の中部国際空港セントレアまでの便があります。
飛行機 | 東京から愛知(名古屋)
航空会社はJALとANAのみとなっており、所要時間はどちらも1時間~1時間20分程度です。東京駅から羽田空港までの移動手段としては、JR京浜東北線・根岸線で浜松町まで向かい、東京モノレールに乗り換えて羽田空港まで移動する手段があり、所要時間は30分~40分程度となっています。中部国際空港セントレアから愛知の主要駅である名古屋駅までは、名鉄常滑線で30分から40分程度です。
高速バス | 東京から愛知(名古屋)
最後にバスですが、各社が東京から愛知までの高速バスを運行しています。
さくら観光バス株式会社のあおぞらライナー
さくら観光バス株式会社のあおぞらライナーは、BT東京八重洲もしくは大宮から名古屋まで運行している夜行バスで、所要時間は6時間30分程度です。ミルキーウェイというバスもあり、こちらもBT東京八重洲もしくは大宮から名古屋までの運行で、所要時間は6時間30分程度となっています。柏発のミルキーウェイに関しては、池袋から名古屋まで5時間45分程度でアクセスできます。
杉崎高速バス
杉崎観光バス株式会社が運行している杉崎高速バスは、東京から名古屋までの運行で所要時間は7時間程度です。グレース観光株式会社のグランドグレースは、池袋から名古屋まで運行している4列シートの夜行バスとなっています。所要時間は7時間20分程度です。いずみ観光バス株式会社はTDLから名古屋までアクセスできる、NETWORKというバスを運行しています。BT東京八重洲から乗車した場合は約7時間、池袋から乗車した場合は約6時間で名古屋までアクセス可能です。
さくら高速バス
株式会社桜交通のさくら高速バスは二俣新町から栄まで運行しているバスで、バスタ新宿から乗車した場合、名古屋までの所要時間は5時間40分程度となっています。千葉みらい観光バスのKBライナーは東京から名古屋まで運行しているバスで、所要時間は6時間30分程度です。東京から愛知まで運行しているバスは数多くありますが、どのバスも所要時間はおおよそ6時間~7時間30分程度となっています。
★スピード比較の結果 | 東京から愛知(名古屋)
新幹線、飛行機、バスの所要時間を比較すると、飛行機を利用した場合が一番早いという結果になりました。羽田空港から中部国際空港セントレアまでの所要時間は1時間20分程度です。ただし、東京駅から名古屋駅までアクセスする場合を考えると、空港までの移動時間がかかってしまうため、トータルの所要時間は2時間30分程度となります。
その場合は、新幹線のひかりやのぞみを利用したほうが早くアクセスできます。移動する場所によって、飛行機と新幹線のどちらが早いか変わってくるため注意が必要です。移動に一番時間がかかるのは、高速バスを利用した場合(所要時間約6時間~7時間30分)という結果になりました。
【料金・安さ比較】東京から愛知(名古屋)への行き方で安い移動手段は?

東京から愛知(名古屋)までの移動手段で、一番安いのはどの交通機関なのかを比較して見ていきましょう。
新幹線 | 東京から愛知(名古屋)
新幹線の料金はこだまを利用した場合、乗車券が6,380円、特別料金が4,180円、計10,560円かかります。
指定席を利用した場合は11,090円、グリーン車を利用した場合は14,750円です。
ひかりは自由席が10,560円、指定席が11,090円、グリーン車が14,750円かかります。
のぞみの料金は自由席が10,560円、指定席が11,300円、グリーン車が14,960円です。
自由席の場合はのぞみ、ひかり、こだますべて料金は同じ、指定席を利用しても料金の差はほとんど変わらない!
新幹線の料金は飛行機や高速バスとは違い、時期によって変動することはなく基本的に一定額です。しかし、割引サービスを利用すれば安く切符を購入することができます。EXのぞみファミリー早割を利用した場合は9,950円、EX早特21ワイドを利用した場合は9,800円、EXこだまグリーン早特を利用した場合は9,170円となります。条件はありますが、他にも色々な割引サービスがあるので、事前にチェックしてから切符を購入するとよいでしょう。
飛行機 | 東京から愛知(名古屋)
次に飛行機ですが、東京(羽田空港)から愛知(中部国際空港セントレア)まで飛行機を運行しているのはJALとANAのみです。JetstarやPeachのようなLCC(格安航空会社)は運行していません。飛行機の料金は時期によって変動しますが、JALを利用した場合は前日までの予約で9,100円~17,300円となっています。JALは先得タイプやスーパー先得などの、早期予約割引サービスを利用できます。
28日前までの予約で7,600円~10,100円、45日前までの予約で7,200円~9,800円、55日前までの予約で7,100円~9,500円になります。ANAの普通席の料金は、フレックスで21,910円、ビジネスきっぷで20,210円、株主優待割引を利用して11,360円です。ただし、予約する時期や時間帯によって料金は大きく変わるため、事前に各社のホームページなどをチェックしておきましょう。
高速バス | 東京から愛知(名古屋)
最後にバスの料金ですが、各社2,000円~7,000円程度の料金となっています。バスの料金も飛行機と同じように、時期によって変動します。ゴールデンウィークや年末年始など、利用者が多くなる時期には料金が高くなる可能性が高いです。また、各社様々な割引サービスを提供しているので、上手く活用することで通常料金よりも安く利用することができます。
★料金・安さ比較の結果 | 東京から愛知(名古屋)
以上が新幹線、飛行機、バスの料金ですが、比較すると東京から愛知まで一番安く移動できるのはバスです。通常料金でも1万円かかりませんし、閑散期に割引サービスを利用すれば2,000円程度で利用することができます。
次に安い移動手段ですが、飛行機と新幹線の料金はそれほど大差ありません。ただし、飛行機は時期によって料金が変わるため、新幹線と飛行機のどちらが安いかは予約するタイミングによって変わります。両方チェックした上で、どちらが安いか判断するのがよいでしょう。
【比較・総合結果】東京から愛知(名古屋)への行き方でベストな移動手段は?

所要時間と料金を比較した上で、東京から愛知(名古屋)までの移動手段として1番おすすめなのは新幹線です。
1位:新幹線
2位:飛行機
3位:高速バス
新幹線の一番の魅力は、東京駅から名古屋駅まで乗り換えなしで移動できるという点です。のぞみやひかりを利用すれば、飛行機との所要時間の差はほぼありません。
自由席の場合はのぞみ、ひかり、こだますべて料金は同じですし、指定席を利用したとしても料金の差は数百円程度です。
こだまはのぞみやひかりと比べて所要時間に1時間程度差があるため、のぞみかひかりを利用するのがよいでしょう。
2番目におすすめなのは飛行機です。東京駅から羽田空港、名古屋駅から中部国際空港セントレアまでの移動時間は多少かかりますが、2時間~2時間30分程度で東京から愛知までアクセスできます。
レンタカーを利用するのであれば、空港からの移動もそれほどデメリットにはならないでしょう。また、料金も早期予約割引サービスを利用すれば、新幹線とそれほど変わりません。
3番目におすすめなのはバスです。安くて2,000円程度、高くても1万円以下で東京から愛知まで移動できるのは大きなメリットでしょう。ただし、所要時間は6時間~7時間30分程度かかってしまいます。少しでも安く愛知まで行きたい方、長時間のバス移動が苦にならない方におすすめの移動手段です。
FAQ | 東京から愛知(名古屋)まで