名古屋から大阪まで移動するにはどの手段がベストでしょうか。「新幹線」「高速バス」などの方法もありますが、ここでは、「電車で名古屋から大阪まで行く方法」の中で、「安いのに快適に移動できる方法」をご紹介致します。これを見れば、高速バスに乗らずとも安く快適に電車で移動できるはずです。
名古屋から大阪までの電車での移動手段を考える!

まず、名古屋から大阪まで行く方法の中で一般的にポピュラーなのは高速バスではないでしょうか。例えばJRバスで移動を考えた場合には3000円以内で名古屋駅から大阪駅まで行くことも可能です。(時期や予約タイミングによる)
この場合の所要時間は約3時間程度になります。ですが、今回は電車を使って快適に尚且つ3時間以内を目安に行く方法を解説致します。
■ざっくりとした流れ
チケット売り場などで格安切符を購入
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出発(名古屋)
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乗り換え(白子駅)
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到着(大阪難波)
では、みていきましょう!
■エスカにある「チケットイガミ」

まずは、格安チケット売り場で切符を入手。グーグルマップで「エスカ」と検索すると初見の方でもわかりやすいと思います。エスカ周辺には他にも金券ショップやチケット売り場がありますが、今回はわかりやすい「チケットイガミ」で購入します。

今回は、手軽に購入できる自動券売機での説明を致します。

自動券売機:7:00〜22:00|店頭販売:9:00〜20:30
近鉄電車ビジネス回数券と書かれた切符が1850円で販売されています。

1850円の近鉄電車の切符を購入したら念のため中身をすぐに確認しましょう。

さて切符を購入したら、名古屋から大阪へ向かって出発しますが、今回はまず白子駅(しろこえき)を目指します。三重県鈴鹿市にある地方の駅ですが、今回のルートでの肝となります。ここからさらに解説致します。事前にどんな場所か認識しておくとよいでしょう。
また、名古屋駅は広く迷う駅で、迷駅なんて呼ばれたりします。下記の改札に行くには、グーグルマップで「近鉄名古屋駅」と検索すると良いでしょう。

近鉄名古屋線の急行、15時41分出発の3番線に乗ります。Yahoo!乗り換え案内でみると下記のようになります。近鉄名古屋線の急行はやや混み合うイメージです。私が乗車した際も出発時点では座れませんでした。しかし、次の駅あたりからだんだん座れるようになるため、悪くはないです。

近鉄名古屋線の8駅だけ我慢すれば、白子より先は快適な特急路線になります。今回の主旨である安く快適に「3時間以内」に「3190円」で行くための方法です。
■白子駅到着後

白子駅に16時32分到着、乗り換え準備します。約40分インターバルでその間、券売機で「白子から大阪難波」で検索し、近鉄名古屋線特急「アーバンライナー」を探し特急券を購入します。
特急券の券売機:白子→大阪難波(1340円の特急券のチケット買う)

と、ここで痛恨のミス。特急券を買う際に早めに買うと間違えます。恐らくですが、駅の発車時刻モニターが変わってない間に買おうとすると、乗り換えなしでいけるライナー乗車券が買えません。スマホの感覚で先に買おうとしたら間違えてしまい、窓口へ行って特急券を再発行してもらいました。
無事、特急券を購入し予定通り乗車。

17時10分白子出発
↓
18時56分大阪難波到着
ここまで来れば、あとは快適なシートでゆっくりと難波まで到着するのを待つだけです。高速バスよりも座席がゆったりしていますし、窓から眺める景色もいいので1時間45分程の乗車時間も苦痛ではありません。むしろ新幹線と同等レベルの快適さで移動できます。
到着|名古屋から大阪までルート振り返り
到着後、改札をくぐる際は乗車券のみ改札へ入れて通ります。特急券は入りません。写真はなんば駅ですが、今回の到着地は難波駅でした。なんば駅と難波駅の違いは大阪に初めて来る人には戸惑うところです。

今回のルートのおさらいです。
■ルート案内
①名古屋から白子駅(約50分)
┣白子駅にて「アーバンライナー」近鉄名古屋線特急を探す(1340円の特急券)
②白子駅から大阪難波駅(約1時間38分)
■料金
「近鉄電車ビジネス回数券1850円」+「アーバンライナー特急券1340円」=合計3190円
「アーバンライナー」の特急券を買う時間の「インターバル」によって合計所要時間が変わります。

間隔が短い時間ですと4分間の間に特急券を買う必要がありますが、間が長いと40分ほど待つこともあります。
ちなみに特急券はスマホで事前に購入ができるため、領収書が紙で不要な場合には電子チケットの方が便利かもしれません。
「アーバンライナー」到着まで、待合室で待つ以外は特になにもないため、インターバルの時間は気になるところです。事前にチェックした上で出発する時間を決めるとよいでしょう。

白子駅経由での移動は、シンプルに移動ができるルートで、「3時間以内」に「3190円」で名古屋から大阪まで移動できると考えれば、とても便利な方法です。
名古屋から大阪難波までの料金比較
チケットショップを使わず、今回紹介した移動方法をとらない場合には下記の料金となります。近鉄→大阪難波まで乗り換えなしで1本で行く場合です。

①通常料金
近鉄電車乗車券2410円+アーバンライナー特急券1930円=合計4340円
②今回の方法
近鉄電車ビジネス回数券1850円+アーバンライナー特急券1340円=合計3190円
③ビジネス回数券のみ購入
近鉄電車ビジネス回数券1850円+アーバンライナー特急券1930円=3780円
今回②の料金は、格安チケット+「白子乗り換えルート」を使うことで「1150円割引」で行くことが可能となります。
高速バスが苦手な方にもおすすめの移動手段ですがわかりにくいためあまり知られていません。また、個人的には、高速バスよりも体の疲れがなく快適に感じました。人によっては高速バスよりも快適に移動できるため、魅力的な移動方法に感じると思います。

三重県の白子駅を経由するという県外の方には想像しにくい経路のため、このルートで移動する人はそこまで多くないはず。あまり知られていないけれども、とても便利なルートになりますので、名古屋から大阪まで行く用事がある方は利用してみるとよいでしょう。
また、乗り換えが面倒に感じる場合には、近鉄電車ビジネス回数券だけ購入して、+アーバンライナー特急券1930円購入して大阪難波まで一本で行ける便に乗るのもおすすめです。この場合は合計料金が3780円になります。
P.S. 白子駅にて
特急券の券売機で間違えた際の窓口対応が悪かったので忘却録として残しておきます。

窓口へ相談しに行った際、係の男性に事情説明したところ感じが非常に悪かったです(泣)。切符を再発行してもらったあとの対応です。
■白子駅の窓口対応
改札をでる必要があったため、再び改札を通るのに「改札通れますか」と確認。
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窓口「インターホン鳴らして下さい」と一言だけ言われる。
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私はその通りインターホン鳴らす。
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どうしましたか?と係の人に聞かれる。
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改札通りたいんですがとお伝え。すぐに通してくれない・・
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「インターホン鳴らして下さい」と言われたのですが通れますかと説明するも理解してない。
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別の人が対応している模様。内容を再度説明しても、質問返しでわけがわからない状況に。
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再び窓口へ行き、インターホン押しましたが「開けてもらえますか」と低調にいうも・・
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キレ気味で鳴らして下さいと言われる(なぜこの窓口の人はこの態度なのか)
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さすがに、「いやいや、鳴らしましたが、なんと言えばよろしいですか?」と再確認。
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通りますいうて下さい。同じ繰り返し(対応悪い)
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通りますと再度お伝えすると、同じ繰り返しになりそうでしたのでインターホンで、「受付が通りますと言って下さい」と言ってますとお伝えすると、ようやく通してもらえました。
百歩譲って、こちらの理解力がなかったとしても、窓口対応(態度)があまりに悪すぎて、近畿日本鉄道ホームページのご意見より、窓口対応改善の願いを送らせて頂きました。

こういうのは誰かがフィードバックしないと、本社は気づかずの場合がほとんどですので、嫌な思いをする人が他にもいるはず・・社会の発展のためにも、ご意見や感想などは知らせてあげるのが、優しさだと思いました。