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VPNの意味は一言では語れません。VPNは仮想専用線というインターネット通信技術になります。これは、本来、Virtual Private Network(バーチャル・プライベート・ネットワーク)といわれ、「セキュリティの向上」「暗号化」「ネット検閲の回避」「ジオブロックの解除」などあらゆるシーンで利用機会があるネット通信技術です。

企業だけでなく個人でも利用機会があるサービスで、近年利用の頻度が増えつつあるため、VPNサービスが拡大傾向にあります。

特にリモートワークの普及に伴い、データを暗号化された通信で送信したり、海外と日本を結ぶ仕事をしている方などが主に利用しています。このカテゴリーでは、それぞれのVPNの特徴や、利用シーン含めてVPNの情報をお届け致します。

VPNに関する記事一覧

令和5年5月24日更新

MillenVPNについて・評判や口コミをリサーチ!海外旅行におすすめVPNサービス!【2023年】

MillenVPNについての解説記事です。主にMillenVPNの評判や口コミをもとに契約を検討している方に向けてメリット・デメリットも含めたレビューをしています。海外でVPNを検討している方にもわかりやすく解説しています。

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令和5年5月25日更新

海外旅行者必見!VPNが違法または制限されている国一覧をチェック!

世界中で利用者の多いVPN。海外旅行に行く際にはVPN通信を使って日本で利用するWEBサイトを閲覧する人もいるかと思います。しかし一部の国ではVPN利用が違法または、制限がされています。果たしてVPNは合法なのでしょうか?

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令和5年5月27日更新

Nord VPN料金はいくら?気になる評判から口コミまでを解説!海外おすすめVPN【2023年】

VPNを検討している際に必ず目にする人気VPN「Nord VPN」に関する記事です。主にNord VPNの口コミからメリットなどを細かく解説しています。安くて安定したVPNサービスを選ぶ際の参考にしてみてください。

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VPNはこんなときに役立つ!VPNの主な用途とは?

アクセス元の偽装(自分の情報を守る)

パソコンやスマホでネット接続して興味のあるHPへアクセスしたとします。すると、「IPアドレス」がアクセス先へ履歴として残ります。IPアドレスがわかることで接続元の回線情報やおおよその都道府県レベルの住所情報であれば特定することも可能な場合もあります。そんなアクセス元である自分の情報をアクセス先に知られたくない場合に、VPNを利用することで偽装することが可能です。

無料Wi-Fi利用時のセキュリティ確保

カフェなどのフリーWi-Fiでは、通信の秘匿がされていないことがほとんどです。多くの方が接続するWi-Fiを狙ってハッカー達は情報を盗むため、無料で利用できる通信を利用する際にはVPNを使うことでセキュリティを高めることができます。わかりやすくいえば、雨が降っている中、自分専用のトンネルを作ってその道を走るイメージです。

海外旅行時に日本限定のコンテンツを利用する

VODサービスと言われるHuluやNetflixなどは国や地域によって視聴できるコンテンツが限られています。日本でしか見ることができない番組もあれば、その逆もあり、アメリカでしか放送されていない番組もあります。つまり、海外に旅行に行った際に日本限定のコンテンツサービスを利用したいという要望を実現してくれるのがVPNの役割です。

中国などの検閲が厳しい国でのネット利用

日本人が中国へ旅行へ行った際に、GoogleマップやYouTubeなどが利用できず困ることがあるかもしれません。中国では西側諸国が提供するITサービス(GAFAなど)は利用できません。中国に限らずロシアなどの国でもGAFAなどは利用できません。日本人観光客からすると、初めて訪れる国である場合には特にGoogleなどで調べながら解決することができないのは不便でなりません。しかし、VPNを利用することでこれらのサービスを利用することができるようになります。

覚えておきたいVPNの豆知識

VPNと専用線の違いは明らかで、専用線は運用負担やコストが非常にかかる。そのため仮想的専用線であるVirtual Private Network(バーチャル・プライベート・ネットワーク)の略でVPNが使われます。

■VPN

コストセキュリティ通信品質運用負担
エントリーVPN
インターネットVPN
IP-VPN
広域イーサ

■専用線

コストセキュリティ通信品質運用負担
専用線

◎=特に優れている|〇=優れている|△=良くない

VPNは4種類ある!海外旅行で利用する機会があるVPNは①のインターネットVPN!

①インターネットVPN
インターネット回線上に「トンネル」を掘って構築する方法で、それ以外は閉域ネットワークでの構築となります。

代表的なのは下記
・NordVPN
・MillenVPN
・セカイVPN

②エントリーVPN
閉域網(クローズドネットワーク)に接続することでVPNを構築する通信方法です。ADSLやFTTHなどの回線を使ってインターネットは利用せずに接続をします。簡単にいえば、「インターネット接続ができない」事業者のIP網を使った拠点間同士の通信サービスです。

代表的なのは下記
・ECO-CONNECT
・QT PRO エントリーVPN

③IP-VPN
「IPのみ」を使用して構築したVPNです。専用のクローズドネットワーク上にVPNを構築する方法で閉域網通信と呼ばれます。会社でいえば、A社B社などの企業間のネットワーク上にVPNを構築することです。閉鎖IP網のため、接続には時間がかかることがあります。

代表的なのは下記
・フレッツVPNプライオ
・フレッツVPNワイド
・フレッツVPNゲート

④広域イーサネット
「IP以外」を使用して構築したVPNです。構成としてはIP-VPNと同様、広域イーサネットは設計が複雑な代わりにカスタマイズ性の高いレイヤ2のレベルで提供されるのが特徴です。

代表的なのは下記
・NTTビジネスイーサ プレミア
・NTTビジネスイーサ ワイド

真似してはいけない!こんな使い方もできるVPN!

VPNの仕組みを理解すると、「違法なサイトから興味のあるファイルをダウンロード」してもバレないのではないかと疑問に思うかもしれません。結論からいえば、バレない可能性の方が高いと言えます。

通常は違法サイトにアクセスして特定のファイルなどをダウンロードすると、IPアドレスから辿って、警察が捜査したりプロバイダに対して情報開示を命じることは可能です。

しかし、VPNでは、アクセス元がVPNサーバーで選択した国や地域になるため、もともとの居場所を特定するのが非常に困難といえます。

さらに、VPNサーバの所有者がログを残さないポリシー、「ノーログポリシーに当てはまるVPNプロバイダ」であれば、今回解説した違法なコンテンツをバレずにダウンロードすることは可能といえます。

一方、利用するVPNサーバーによっては、ログ(履歴)が残る場合もあるため、VPNプロバイダに対して情報開示をすることができれば、捜査は可能ということもいえるため、頻繁に大量に違法ファイルをやりとりするとリスクは高まるでしょう。