ahamo(アハモ)は中国で使えるのか?それとも使えないのか?

海外旅行でもahamoは15日間までなら、日本と同様に通信を利用することができます。では、中国ではどうなのか?疑問に思った方もいるのではないでしょうか。中国では「グレートファイアウォール」により国外のWEBサービスはネット検閲の対象になるからです。ahamoは果たして「グレートファイアウォール」を回避できるのか。この記事を読めば理解できます。

「グレートファイアウォール」をVPNで回避する人はチェック!

ahamo(アハモ)おさらい・海外利用について

ahamoなら海外でデータ利用が15日間までなら連続して利用ができます。別途申し込みや手続きがいらなく、日本から海外に入国後、データローミングで無料で通信利用ができます。

ahamoは月額2,970円(税込)で「データ容量20GB」使えるドコモの格安通信サービスです。仕組みとしては、日本では「ドコモの通信回線」、海外ではローミング可能な国であれば、現地の通信事業者を利用することになります。

■データローミングとは

ahamoは月額2,970円(税込)でローミングが無料で利用できる!

引用出典:NTTdocomo

海外滞在中、現地の通信事業者のネットワークを利用して、日本のドコモの通信設備と接続し、データ通信を行うための仕組みです。

引用:NTTdocomo

ここで素朴な疑問がでてきます。果たして中国でahamo(アハモ)を利用する場合には検閲に引っかかるのかということです。

ahamoは中国で使える

ahamo(アハモ)は中国で利用が可能!

結論:VPN不要でahamoは使えます!

タイトル回収になりますが、ahamo(アハモ)を契約している方は特別な手続きはいりません。お使いのスマホを中国へ持っていき、そのまま通信が可能です。では、なぜそのまま利用ができるのか気になった方はいるでしょう。

それは、中国でahamo(アハモ)を使うと、日本の通信会社を通して各種サイトにアクセスするためです。

中国からスマホでデータローミングを利用して接続すると、IPアドレスはNTTdocomoが表示されます。

つまり、日本からのアクセスになるため、中国の検閲に引っかかりません。これが現地の通信キャリアに直接接続した場合にはネット検閲の対象になってしまうのです。

ahamo(アハモ)海外で何日間使える?データローミングは最大15日!

画像引用:ahamo

15日間までデータローミング利用が可能です。ただし、日本にいるときと比べて通信速度がやや遅くなる可能性があります。15日を超えると通信速度が128kbpsになり、日本で一度、ahamo(アハモ)に接続することで再び海外でローミングできるようになります。

15日を超える利用を考えている場合には、現地のSIMまたは、「airalo」などで現地の通信会社に接続し、セキュリティの保護のために、「VPN」に接続することがおすすめです。

中国で「ahamo」を「iPhone」で利用する流れ

海外でahamoを利用する場合、設定を手動で「データローミング・オン」にする必要があります。

■iPhoneの場合

「設定」から「モバイル通信」

「通信のオプション」を選択

「データローミング」をON

「モバイル通信」の「ネットワーク選択」を選択

「自動」を解除して、手動で通信会社を選択

ahamo・povo・LINEMOの海外ローミングの対応状況は?(2023年5月27日)

日本で契約しているSIMをそのまま海外で利用できる「海外ローミング」。便利な反面、格安SIMで人気の「ahamo・povo・LINEMO」の対応状況を確認しないと知らぬ間に高額請求の可能性もありえます。

①povoの海外データ通信
povoは、海外ローミングには非対応です。(2023年5月27日)

②LINEMOの海外データ通信
LINEMOには要注意です。ローミング料金は無料ですが、通信料は発生するというややこしいシステムです。
海外データ通信は非常に高額請求になります。25MBで5万円を越えてしまうため、「海外パケットし放題」という別途のOPが必ず必要です。

海外でのLINEご利用時は、他のパケット利用時同様「海外パケットし放題」の料金が適用されます。

参考:LINEMO「海外パケットし放題」の定額料金

③ahamoの海外データ通信
ahamoを海外で使うときに国際ローミングは無料で利用が可能です。手続きも不要で、安心してご利用ができます。

この結果をみると、海外利用の可能性があるならばahamo一択といえます。

または、ここでは触れませんでしたが、楽天モバイルも追加料金なしで海外ローミングの利用は可能です。

楽天モバイル

中国でahamoを使う際の注意点

15日未満の中国滞在では、ahamoを使うのをおすすめします。ネット検閲回避のために、別途VPNの利用をしなくても大丈夫です。ただし、セキュリティ保護や用途によってはVPNは契約しておいても損はないでしょう。

また、中国はパスポートで滞在できる期間が最大15日となります。この機会に「ahamo」を利用してない方はチェックしてみてください。

ahamoは中国で使える