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対談:海外発券のメリット~シンガポール発券編
    AirTariff機長、シンガポールに着陸
 

初心者から上級者まで万人のための旅行総合情報交換コミュニティサイト『AirTariff国際航空運賃』 の主宰者である中川弘一さんがシンガポールにいらっしゃいました。


AirTariffのサイトでは自らが“機長”として、大勢の乗客(ユーザー)を世界各地へ導く案内役を務めています。同サイトでは情報を提供するだけでなく、ユーザー同士のヒートアップした議論の仲裁に入るなど、まさしくサイト内を自由に飛び回る"機長”。今回はシンガポールで航空券を購入するメリットをテーマにお話を伺いました。


機長のお相手をさせていただきましたのは、航空券予約一筋○?年 日通ペリカントラベルネットシンガポール支店の平野です。
(2005年12月)

 
    まずは基本から  
中川弘一

(AirTariff国際航空運賃 主宰者/通称 機長)


サラリーマン時代が長かったため海外発券を上手に利用し、ピーク時でも安く海外旅行を楽しむ。1989年より海外発券をはじめ香港、ソウル、バンコク、クアランプール、シンガポール、シドニー、デリー、バンクーバーなど世界各地発の航空券を使いこなしてきた。渡航回数40回、訪問国数30カ国


平野 順

日通ペリカントラベルネット シンガポール支店 航空券予約担当


学生時代よりバス添乗員のアルバイトを始め、日本、米国でも旅行会社に勤務。また自らバックパッカーとしてアジア、ヨーロッパ、北米さらに南米まで旅した経験を持つ。旅行大好き。

 
平野 シンガポールまでお越し頂きましてありがとうございます。
 
機長 いえいえ、修行の一環でもありますから。

修行とは、航空会社FFP(Frequant Flier Program:航空会社の顧客囲い込み会員制度。数段階の会員ランクに分かれ、利用頻度が大きいほど多い特典を得られる)やホテルFSP(Frequent Stayer Program)のポイントをためるため、またはその上級会員を目指すためだけに用事もないのに航空機に搭乗したり、ホテルに宿泊すること。海外では「Mileage Runner マイレージランナー」と呼ばれる趣味です。修行という言葉はインターネットがはじまる95年以前のパソコン通信の時代からありました。

 
平野 修行・・・ですか?
 
今回の対談では、「シンガポールで航空券を購入するメリット」についてお伺いしたいと思っています。宜しくお願いします。早速ですが、航空券の海外発券、とりわけシンガポールでの発券のメリットについてご説明いただけますか?
 
機長

それではタワーから『対談離陸!!』の許可が出ましたので、運行を開始します(笑)
まず、海外発券の基本中の基本ですが、航空券の発券地(出発地)にたどり着かなくてはなりません。しかも、ただたどり着くだけではなく、いかに安く抑えるかがポイントです。シンガポールの場合、以下の2つの方法が考えられます。
1、日本発のパッケージツアー(航空券とホテルのセット)を利用し、帰国便を放棄する
2、マイルを利用した無料航空券を利用する

 
平野 海外発券の聖地としてはソウルやバンコクが知られていますが、シンガポールの優位性はどんなところでしょうか。

海外発券の聖地とは日本人に人気がある発券地のこと。現在はソウルとバンコク、シンガポールとコロンボが有名です。昔は香港やシドニーなどもありましたがルール改悪や料金値上げのため香港発やシドニー発は昔と比較して使いづらくなりました。ソウル発とバンコク発も値上げが続き、価格的利点が薄れています。更にソウルとバンコクでは近年のインフレによる物価高騰により、滞在費もシンガポールと大差はなくなってきています。シンガポールはまだソウルやバンコクほど日本人利用が少ないこともあり、制限は緩く今後注目すべき発券地です。しかし将来的に日本人利用が増えればシンガポールもソウルやバンコクの二の舞になることも否定できません。その時は御社のアジア20カ国に展開する支店へ誘導すれば問題は解決するでしょう。

 
機長

まず上記1の選択肢の場合、シンガポール行きのパッケージツアーは週末の料金アップがありません。オフシーズンであれば2泊4日のツアーで3万円台は当たり前。今年は2万円台のツアーも販売されていたと記憶しています。ですから、パッケージツアーを利用すれば格安航空券を購入して片道を放棄するより、数段価格的なメリットがあります。また、選択肢2の場合は、米国系航空会社(ノースウェスト航空、ユナイテッド航空)が有利ですね。2万マイルで1年間の往復券(帰国日変更可)が入手できますし、なにより人気の成田-バンコク線に比べると座席の確保がしやすいのです。


事前に復路を放棄することがわかっている場合は、購入元の日本の旅行会社に放棄する趣旨の許可を必ずとってください。

 
平野 なるほど。とにかく効率的に発券地へたどりつくことが、海外発券の出発点だということは分かりました。ところで、そこまでして「シンガポール発券」をするメリットは何だと思われますか?
 
機長 ズバリ日本の3大ピーク対策です。3大ピークとはゴールデンウイーク、夏休み、年末年始。日本ではまだまだこの期間にしか長期休暇を取れない人が多いのが現実です。ですがご承知の通り、こういった時期は日本発の航空券、パッケージツアーとも高額になりますし、予約も取りにくい。
 
平野 確かに、シンガポールで働いていると、予約動向が日本のピークと大きく異なっていることを実感します。
 
機長 そうですね。まず海外発券をしてみようという初心者の方は、「1年間の休暇スケジュール」を作成することから始めてみるのがいいですね。ゴールデンウイークはハワイ、夏休みはヨーロッパ、年末年始はアジア、というような感じで。
 
そんなピーク時に旅行ばかりしていたら、普通のサラリーマンなら破産をしてしまいます。日本発の航空券の場合、エコノミークラスを利用してもゴールデンウイークのハワイで16万円前後、夏休みのお盆シーズンのヨーロッパは20万円前後、年末年始の東南アジアは10万円前後が相場です。
 
機長 シンガポール発券のメリットを最大限有効活用し、サラリーマンでも破産しないで旅行が楽しめるように、しっかりとした年間の休暇スケジュールを立ててましょう。具体的な例を紹介しますね。

6月(オフシーズン)

パッケージツアーまたは無料航空券を利用してシンガポールへロンドン行き往復航空券購入し、その航空券で日本に帰国(日本ストップオーバー)
無料航空券:航空会社マイレージで提供されるシンガポール往復の特典航空券、予約枠が少なく座席が確保しにくいのが難点

夏休み 成田~ロンドンを往復 ヨーロッパを堪能 (SGD2800程度)
年末年始 成田~シンガポール(これでロンドンまでの券は終了)。シンガポール周辺のアジア諸国で正月を過ごす(タイならSGD200程度)。ホノルル行き往復航空券を購入し、その航空券で日本に帰国(日本ストップオーバー)
ゴールデンウィーク 成田~ホノルルを往復 ハワイを堪能 (SGD2000程度)
残りの航空券 成田~シンガポールの航空券は有効期間内でいつでも予約可

こうすれば価格差にして10万円以上(!)のメリットがありますし、それ以上に大きなメリットもあります。それは、
1. 基本的に日付変更が可能

2. 有効期限が長い(1年または半年の航空券が多い)

3. ブッキングクラスが日本発に比べて高いので予約が取りやすい

ブッキングクラス:予約クラスともいい、航空券の運賃別に設定されているクラスのこと。客室内のエコノミー、ビジネス、ファーストなどの座席クラスはキャビンクラスと呼ばれるもので別物。

4.

ブッキングクラスが日本発に比べて高いので、マイル積算率が高い。アップグレードに対応できるブッキングクラスであるケースが多い。
マイル積算率:ブッキングクラス別にマイルの積算率を航空会社マイレージ独自で設定しているもの。


アップグレードに対応:アップグレード券やマイレージを使い、上位クラスにアップグレードできるブッキングクラスを航空会社マイレージ別に設定している。日本発でアップグレードできてマイル積算率が高い航空券は非常に高い。

などが挙げられます。
価格差だけではない、海外発券ならではの使い勝手の良さが際立ちます。仕事の都合でギリギリまで休みの計画がたたないから『とりあえず予約』しておいて、後で変更することが簡単にできるのは、海外発券ならではです。

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