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 山歩きでの注意点・マナー
野口 景色のすばらしさに感動できるのはもちろんですが、自分自身にも感動してしまう-そんな大切な場所を次に来る人のためにも、美しく残しておきたい。1人1人が責任を持って自分の出したゴミは持ち帰ってもらいたいと思っています。

僕がエヴェレストをアタックしたとき、ベースキャンプで世界各国の登山隊と一緒になりました。その時、ベースキャンプでのゴミの取り扱いの話になり、「日本の経済は一流だが、マナーは三流だ」と批判された事がありました。『ばかやろう、同じ日本人でも俺のゴミじゃねえや(笑い)』なんて本気で思えるはずもなく。

「・・・マナーは三流」と言う言葉が、日本の山や自然を愛する人全てを馬鹿にされたような気分になりやりきれませんでした。それがきっかけで清掃登山を始めることになったのです。
大河原 富士山が世界遺産に選ばれなかったのは、ゴミ問題が原因であったと言います。恥ずかしいことです。トレッキングされる方々には是非意識して、ゴミは下まで持ち帰って欲しいですね。
野口 ゴミの持ち帰りを意識していただくと同時に、出来るだけゴミを出さないような工夫も必要だと思います。人が自然と共存していくための手段です。皆が意識することで、これからも自然を求めて山に入る人たちが、幾多の感動と安らぎを得られるだろうと思うのです
大河原 健さんは、富士山でも清掃登山をされていますが、今回は、チベット側からエベレスト清掃登山をされる計画ですね。
野口 はい、4月5日にラサに飛び、そこからエベレストを目指します。メンバーは昨年マナスルもご一緒した谷口ケイさん、そして、シェルパニ(女性シェルパのこと)のパサン・ラマ・シェルパさん、エヴェレスト登頂最短時間の記録保持者ペンバ・ドルジェ・シェルパ氏が参加します。僕は、今回のエヴェレスト清掃登山を最後に『命を賭ける山』とは、しばらく時間をおこうと考えています。
大河原 そうだったんですか。それではこれまで頻繁に通い慣れ親しんだ、ヒマラヤの山々や自然の素晴らしさを存分に味わってきてください。エヴェレスト清掃登山を無事に成し遂げ、元気で下山される事を楽しみに待っております。そして私たちにもその感動をおすそ分けしてくださいね。
野口 はい。気を引き締めて楽しんできます!
 
 最後に
大河原 『自分も海外でトレッキングしてみよう!』と考えている皆さんへ一言お願いできますか?
野口 これから山歩きを始める初心者のみなさんに僕から技術的なこと、注意しなければいけないこと、マナーについて、、そんなこと言うつもりは全くないですよ。難しく考えずに、自然の中で思いっきり楽しもうという気持ち、同時に自分達は自然に生かされているという謙虚な態度をもって接すれば、自然も山も必ず答えてくれるはずです。

もちろん自分の体力や経験に添ったコース選びをしなければいけないのは当たり前のことですが、それは現地の旅行会社やそこに所属するトレッキングのコンサルタントやプロのトレッキングリーダーと出発前に十分なコミニケーションを取ることにより解決されますね。

大河原さんとスタッフの皆さんでネパールだけでなく、アジアやオセアニアの素晴らしい山やトレッキングコースを各現地のスタッフと共にコーディネートされると伺っています。これまでと同様に参加される方への的確なアドバイスと楽しく安全なコース作りをされることでしょうね。期待していますよ!
大河原 私も健さんに負けないようにがんばりますよ!期待して下さい。それでは下山後ににまたお会いできるのを楽しみにしています。本日は有難うございました。
  トレッキング友子さん、野口さん、大河原社長
 
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