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対談:ホテルに泊まるために旅行する~高級インターナショナルチェーン編~

旅行するからホテルに泊まる、、、は常識。今回の対談では「ホテルに泊まるために旅行する」という新しい価値観についてご紹介します。ホテルまにあを自認する「たかまん」さんはホテルのポイントプログラムなどを中心とした情報交換サイト『まいれーじまにあ』管理人。対談のお相手をさせていただくのはアジア一筋、25年以上に渡り旅行業の経験をもつマレーシア店のオーナー田辺氏です。
 

 高級系列ホテルのポイントプログラム
田辺 「マイレージプログラム」といえば航空会社が利用頻度に応じて消費者にポイント還元する(無料航空券などの特典)総称となっていますが、「ホテルのポイントプログラム」というのは一般の旅行者にはまだ馴染みのない言葉ですね。
たかまん 欧米では航空会社のFFP(FFP=Frequent Flyers Program:マイレージプログラム)と同様にホテルのFSP(FSP=Frequent Stayers Program)ポイントプログラムは一般的です。昨今FFPが日本で流行っていますが、僕の場合はFSPが先でした。テレビ番組制作の仕事をしているのですが、かつて世界のホテルを紹介する番組制作に4年間ほど関わっていました。それを機会に世界中のホテルを周り、気がつくと「ホテル」のとりこになっていたわけです。でも仕事だから泊まれた高級インターナショナルチェーンンホテル(以下、高級系列ホテル)。その仕事から離れた後も個人的に高級系列ホテルを楽しむ方法はないものか?と考えたときにFSPの存在を知りました。
田辺 FFPは航空会社の顧客囲い込み戦略ですよね。FFPの入会金は無料ですが、FSP会員になるのも無料なのでしょうか?
たかまん ほとんどのホテルが無料です。
田辺 FFPは囲い込まれるメリットとデメリットが明確ですが、高級系列ホテルにおけるFSPが同じ戦略だとしたら、会員(利用者)のメリット、デメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
たかまん FFPは飛べば飛ぶほどマイルがたまる。たくさん飛ぶとゴールドメンバー、プラチナメンバーと会員ランクが上昇して色々なメリットが享受できる。FSPも基本は同じです。泊まれば泊まるほどポイントがたまる。たくさん泊まると会員のランクもゴールド、プラチナと上がっていきます。ランク相応のメリットが享受できる仕組みになっています。
たかまん たとえばスターウッドを例にとると平会員からスタートし、一般的にはゴールド(上級)、プラチナ(最上級)とポイント積算数に応じて会員ランクは3段階に分かれています。基本的には1年間での最低「滞在数」または最低「宿泊数」というハードルが設けられています。1年間で10滞在また25泊すればゴールド(上級)、25滞在または50泊でプラチナ(最上級)へとステップアップします。

プラチナ(最上級)会員は無料でレイトチェックアウトやフィットネスなどの利用ができるようになる他、最低の客室料金で予約をいれても最高の部屋にアップグレード(スウィートを含む)されたり、ホテルのファーストクラスラウンジと呼ばれるクラブルームが利用できる客室(クラブフロアー)に無料アップグレードされます。

クラブフロアーの宿泊客には自動的に朝食が無料で提供されます。さらにお酒やおつまみも無料になったりします。クラブフロアーはもちろん会員以外の宿泊でも利用できますが、通常の客室料金に比べると付帯サービスの分だけ割高です。この付帯サービスを一般の客室料金(それも最低価格帯)で利用できる権利が与えられるのは大きなメリットといえます。
 
「滞在数」と「宿泊数」:
滞在数とはチェックアウトをした回数。例えば同一のホテルに2連泊の場合1泊づつのチェックアウトは出来ないため、滞在数は『1』と数えられる。それに対して宿泊数は『2』と数えられる。
 
クラブルーム:
一般客は立ち入り出来ない、限られた顧客だけの専用ラウンジ。エグゼクティブラウンジなどとも呼ばれる事もあり、系列ホテルによりにより名称はまちまち。専門の係員が対応する手厚いサービスは、ラウンジの外と一線を画す。営業時間は一般的に朝食、アフタヌーンティー、カクテルの3つの時間帯に分かれ、全ての飲食は基本的に無料。カクテルタイムはアルコール類も無料となる。インターネット、ドライクリーニング、隣接する小会議室等の利用なども無料といったサービスが付いたりと、系列ホテル毎にVIP向けサービスへの趣向を凝らしている。
たかまん デメリットとしてはいかなる旅行においても会員になっているプログラムを優先してホテル選択をしてしまうところです。その結果、滞在コスト(宿泊費やその関連費用)が上がってしまいます。例えば、街の中心に宿泊したほうが便利な場合でも、自分が会員になっているホテルがたまたま郊外にしかないというケース。結果、郊外までの交通費がかさみます。客室料金自体も旅行会社が設定する料金と比べて高いレートでしか予約が出来ないことも少なくありません。数千円程度の差額ならあえて高い客室費用を払ってしまうことになります。さらに重症になってくると。「ホテルに泊まるために旅行する」という症状が出てきます(笑) 自分が会員になっている高級系列ホテルで新しいホテルがどこかにオープンしたとしたら、、、その場所を旅行目的地とする、、、といったものです。
田辺 なるほど。囲い込まれるメリットとデメリットが明確になりました。メリットを享受するためには上級会員にならなければいけない。そのためにはポイントを稼ぐ必要があるということですね。
 
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  たかまんさん
たかまん
マイレージ情報サイト『まいれーじまにあ』運営

1993年から3年間テレビ朝日系ミニ番組TheHotelにて世界各国の高級ホテルの撮影にたずさわり、高級ホテルに魅せられる。2000年からマイレージとホテルのポイントの情報交換サイト「まいれーじまにあ」を立ち上げ、史上最大のキャンペーンラテンパスの100万マイルキャンペーンにも参加し、ホテルのプログラムのエリートも数社維持、もっぱら休日はホテルですごすのをこよなく愛す、海外渡航歴70回以上訪問国32ヵ国。



マレーシア田辺社長、アジア&スポーツ大好き
田辺 太嘉昭
日通ペリカントラベルネット マレーシア店 アジアインフォネット社長

香港、バンコク、シドニー、シンガポールなど、アジア滞在歴23年。日本在住歴よりも長くなってしまった。1999年よりマレーシアでビジネスニュースを発刊。ビジネスから法律、旅行情報など、マレーシアに関するあらゆる最新情報を発信している。スポーツ大好きで、週末はラグビー、バレーボール、マラソンなどで汗を流す。